ホワイトニングとは
ホワイトニング専用の薬剤を使用し、歯の変色を分解して歯を白くする施術です。歯の表面の着色やの汚れだけの場合クリーニングによって色調を改善できますが、歯の内面まで変色している場合はホワイトニングがおすすめです。元々、ホワイトニング薬剤は歯周病予防薬として使用されていた経緯があります。つまり、ホワイトニングをすることで「歯周病・口臭予防効果」もあります。
デュアルホワイトニングとは
歯医者医院で施術するオフィスホワイトニングと、自宅で患者様ご自身で行うホームホワイトニングを併用したもの。デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング単独より、歯を白くする事が可能と言われています。
１．デュアルホワイトニングのメリット・デメリット
デュアルホワイトニングのメリット
ホワイトニング剤に、特定の波長の光を当てることで薬剤を活性化させて、短時間で歯を白くすることが可能です。
せっかくホワイトニングしても、時間経過とともに、色がもとに戻ってしまう事は避けられません。しかし、デュアルホワイトニングなら、時間をかけて歯の内部まで漂白してくれるホームホワイトニングも行うので、色戻りがしにくくなり、半年～1年程度効果が続くと言われています。
オフィスホワイトニングは、ある程度の白さになると、効果が実感できなくなる場合があります。白さの限界値は高いと言われているホームホワイトニングを併用することにより、さらに白くできると言われています。
デュアルホワイトニングのデメリット
オフィスホワイトニングは、高濃度の薬剤を使用するため歯がしみたり、痛みが生じる場合があります。さらにホームホワイトニングでも薬剤による刺激を受けるので、その二つを併用するデュアルホワイトニングはどうしても片方だけのホワイトニングよりも痛みが出やすくなります。
２．デュアルホワイトニングの手順
工程1.カウンセリング
お口全体の検査を行います。虫歯・歯周病がある場合は、治療を行います。禁忌省症についても確認します。
工程2.クリーニング
プラークや歯石、ステインなどを除去します。
工程3.お口の中の写真撮影
ホワイトニング前の歯の色がどの程度なのか、比較できるように写真を撮影します。
工程4.オフィスホワイトニング
ホワイトニングジェルの塗布と専用の光照射（10～15分）を1セットとし、3セット行います。
（施術時間：1時間程度）
工程5.術後の写真撮影
オフィスホワイトニング後の写真を撮影し、ホワイトニング前と比較します。
工程6.ホームホワイトニング用のトレー作成のための型取り
型取り後、歯科技工士が作成します。お渡しまで2-3週間ほどかかります。
工程7.ホームホワイトニングトレー受け取り
トレーの完成に合わせて来院していただき、ホームホワイトニングの方法を説明します。
工程8.ホームホワイトニング実施
ご自宅でマウスピースを付け、1日2～3時間程度のホームホワイトニングを行っていただきます。
工程9.定期的なチェックとクリーニング
後戻り防止のために、歯の色のチェックとクリーニングを行います。
３．白さを持続させるポイント
ホワイトニングをされている方は、主に、色の濃い食べ物・飲み物を控えることで歯への着色が少なくなり、白さを持続させることができます。
–控えた方が良い嗜好品-
飲み物：コーヒー、紅茶、赤ワイン、烏龍茶、色の濃いジュース
食べ物：カレー、ケチャップ、ソース、ミートソース
嗜好品：タバコ
４．ホワイトニングに適さない方
ホワイトニングに適さないのは、次の8つに当てはまる方です。
- 知覚過敏がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 虫歯・歯周病がある方
- 歯にヒビが入っている方
- 歯の変色が強い方（テトラサイクリン変色歯）
- 光線過敏症（オフィスホワイトニングの場合のみ）
- 無カタラーゼ症
- 14歳以下の方
※ホワイトニングの詳細については日本歯科医師会ホームページをご確認ください。
https://www.jda.or.jp/park/trouble/white.html
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングであなたのイメージアップを！
オフィスホワイトニングは、歯の表面に付着している色素やしみを取り除き、歯の白さを復元する治療方法です。この方法は、歯科医師の監督のもと、専用の薬剤を使用して行います。
このプロセスは、まず初めに、歯科医師が患者さんの歯の状態を確認し、治療の適応性を評価します。歯垢や歯石を取り除いた後、歯茎を保護するためにゴムシールドを使用します。次に、専用のホワイトニングゲルを歯の表面に塗布します。このゲルに含まれる活性酸素が、歯の色素や着色を分解し、歯を白くする作用を促します。
ホワイトニングゲルを塗布した後、特別な光を照射します。この光は、ゲルの成分を活性化させる役割を果たし、ホワイトニングの効果を高めるのに役立ちます。このプロセスは、通常30分から1時間程度続きます。
ホワイトニングの回数や期間は、患者さんの歯の色素の状態や希望する白さによって異なります。治療後は、一時的に歯が感度を示すことがあるため、歯科医師が適切なケア方法や注意点をアドバイスすることがあります。
最終的な結果は、通常1回の治療で明らかになりますが、より劇的な効果を得るためには複数回の治療が必要な場合もあります。また、ホワイトニングの効果は個人差があり、長期間のケアが必要なこともあります。
オフィスホワイトニングは歯科医師の専門知識と監督のもとで行われるため、安全性が高く効果的な方法です。白い歯を取り戻すための選択肢の1つとして、患者さんにおすすめできる治療法です。治療の詳細や予約については、お気軽にご相談ください。
オフィスホワイトニングの注意事項
オフィスホワイトニングの後、一時的に歯が感度を示すことがあります。冷たい飲み物や熱い食べ物に敏感になることがあるため、しばらくの間は刺激を避けるよう心がけましょう。
ホワイトニング治療後は、しばらくの間、着色物質を摂取するのを避けることがおすすめです。コーヒーや紅茶、ワイン、タバコなどの着色物は、歯の白さに影響を及ぼす可能性があります。
ホワイトニング治療後は、歯のホームケアにも注意を払う必要があります。歯科医師が指示した適切な歯磨きや歯間清掃を実施し、歯の清潔さを保つことが大切です。
オフィスホワイトニングは、1回の治療で十分な結果が得られる場合もありますが、より白さを追求するためには複数回の治療が必要な場合もあります。再照射のタイミングは歯科医師と相談し、適切なスケジュールを決定しましょう。
すべての歯がホワイトニングの適応とは限りません。歯科医師が患者さんの歯の状態を評価し、ホワイトニングが適切かどうか判断します。
ホワイトニング治療に関する歯科医師の指示に従って頂くことが重要です。治療前後のケアや注意点について正確に理解し、守るようにしましょう。
妊娠中や授乳中の方は、ホワイトニングの施術が受けれません。
これらの注意事項を守ることで、オフィスホワイトニングの効果を最大限に引き出し、歯の健康と美しさを保つことができます。治療前に歯科医師と十分な相談を行い、自身の状態に合わせたケアを心がけてください。
オフィスホワイトニングの施術工程
オフィスホワイトニングの施術工程は以下の通りです。
工程1.カウンセリングと評価
施術前に、歯科医師とのカウンセリングが行われます。患者さんの歯の状態や希望する白さ、歯の感度などについて話し合い、ホワイトニングの適応性を確認します。歯科医師は歯の色や歯茎の健康状態を評価し、適切な治療計画を立てます。
工程2.歯垢と歯石の除去
ホワイトニングの前に、歯の表面から歯垢や歯石を除去します。これによってホワイトニングゲルが歯の表面に均一に作用しやすくなります。
工程3.レジンシールド
歯肉や口腔組織を保護するため、レジンシールドを使用して歯肉を覆います。これにより、ホワイトニングゲルが歯の表面にのみ作用するようになります。
工程4.ホワイトニングゲルの塗布
歯科医師は専用のホワイトニングゲルを歯の表面に塗布します。このゲルに含まれる活性酸素が歯の色素や着色を分解し、歯を白くする効果を引き起こします。
工程5.光照射
ホワイトニングゲルを塗布した後、特別なランプやレーザーを使用して光を照射します。この光はホワイトニングゲルの成分を活性化し、効果を高める働きをします。光照射の時間や強度は歯科医師の判断に基づいて調整されます。
工程6.繰り返しのプロセス
光照射を行った後、ホワイトニングゲルを再び塗布し、光照射を繰り返す場合もあります。これによって効果を向上させることができます。
工程7.仕上げとアフターケアのアドバイス
ホワイトニング治療が終了した後、歯科医師は患者さんに仕上げのケア方法やアフターケアのアドバイスを提供します。歯の感度や適切な歯磨き方法などについて指導されます。
以上が一般的なオフィスホワイトニングの施術工程です。歯科医師が患者さんの状態に合わせて工程を調整し、効果的で安全なホワイトニングを提供します。
価格
ホワイトニング（税込み）価格表
| デュアルホワイトニング (オフィス＋ホーム) |
88,000円 |
|---|---|
| ホームホワイトニング (上下６前歯) |
38,500円 |
| 薬液 | 5,500円 |