ライフスタイルによって選べる矯正装置
当院では、大人の矯正歯科治療用に、色々なタイプの装置を揃えています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
ワイヤーを使わない画期的な治療方法です。
厚さ0.5mm程度の透明なマウスピース型矯正装置(インビザライン)をはめることで、歯を少しずつ動かし、理想の歯並びを実現します。食事や歯みがきの時などは、自由に自分で取り外すこともできるので、患者様にとってはワイヤー矯正に比べてより自由度が高いと言えます。 1週間から2週間で、新しいマウスピースに交換していきます。
コンピューターシミュレーションで理想の噛み合わせに
患者さまのお口から得た模型をスキャニングし、コンピューターミュレーションにより理想的な噛み合わせを設定します。これに向けて歯を少しずつ動かした50-70段階のアライナーを、工業用ロボットで作成します。歯を少しずつ無理なく動かすので、従来のワイヤー矯正と比べて痛みが少ないのも特徴的です。
アメリカ発祥の最新デジタルテクノロジー治療技術
米国アライン・テクノロジー社は、1999年、マウスピース型矯正歯科治療「インビザライン・システム」の提供を開始しました。これまでに世界100カ国以上の国々で提供され、420万人を超える患者様が治療を受けられています。(2016年12月現在)
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリット
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は透明で目立たないため、装着していることがわかりにくく、見た目に関するストレスを軽減します。
取り外しが可能なため、いつでも簡単に歯のお手入れができ、お口の中を健康な状態に保つことができます。
コンピューターシミュレーションで、治療開始から終了にいたるまでの歯の移動を、動画で確認することができます。
金属製のワイヤーやブラケットを使用しないため、治療期間中に装置がはずれるなど、緊急に来院を要することがありません。
メタルフリーなので、金属アレルギーの患者さまでも安心して治療を受けていただけます。
ワイヤー矯正に比べると、痛みが抑えられます。
ワイヤー矯正では、硬いものなどは装置が壊れるので食べられませんが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)なら自由に食べることができます。
来院間隔は通常のマルチブラケット装置では3~5週間ですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は6~8週と長くなり、仕事や学業で忙しい人にはぴったりです。
一回当たりの診療時間は、通常のマルチブラケット装置では30~60分程度ですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)では30分程度と短い時間が終わります。
体の接触があるスポーツや管楽器の演奏も、マウスピース型矯正装置(インビザライン)なら自由に行えます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のデメリット
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、食事や歯みがきの時以外は、ほとんどつけっぱなしにしていただくことを前提としたシステムです。1日に20~22時間は装置を装着する必要があり、自己管理をしっかりしていただく必要があります。
歯を確実に動かすために、歯の色と同じ色の小さなプラスチックの突起を歯の表面に接着します。ただし、歯の色と同じで大きさも小さいので、かなり近くからでないと分かりません。
歯並びが特に悪い場合や、あごの骨のずれが大きな場合はマウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療できない場合があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医療機器法の対象外となります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1997年FDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を受けていますが、日本では医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていないため、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。当院では、薬機法対象外となる装置をご利用いただく際の注意点を説明し、同意書を提供しています。
マルチブラケット
大人の矯正歯科治療に使用される代表的な装置です。歯の表面にブラケットを接着し、そこにワイヤーを通すことで歯を配列していきます。前歯部分には、白色のブラケットを使用するのであまり目立ちません。奥歯の部分だけメタルのブラケットを使用します。汎用性が高くコストパフォーマンスに優れています。